ケン・フォレット「レベッカへの鍵」を読む

NHKでこの間放映された海外ドラマ「大聖堂」の原作者、ケン・フォレットの作品です。
この作家の作品は、日本でも沢山翻訳出版された様なのですが、今は手に入らない物もあります。
これは、図書館で借りてきて貰いました。

「針の目」と同じ様に、第二次世界大戦時のドイツのスパイが主人公。
舞台は北アフリカ、エジプトで、ドイツ・アフリカ軍団とイギリス連合軍との戦いが、こんな所でも行われていたとは知りませんでした。
ドイツ軍スパイのアレックス・ヴォルフと、イギリス軍情報参謀本部少佐のウィリアム・ヴァンダムの命がけの息詰まる戦いが、史実を含む背景の中で繰り広げられます。
冷酷に女性を利用したり、ロマンスもあり、いつもながら、この作家の筆力に引っ張られて、面白く、するすると読めました。
スパイと言えば、暗号。「レベッカ」という小説本がそのコード・ブックだったのです。

もう一冊、「ハンマー・オブ・エデン」も借りてあります。
ソフトカバーですが、とても分厚いので時間が掛かりそうですが、次はこれを読みます。