椎名誠の「銀天公社の偽月」「砲艦銀鼠号」「武装島田倉庫」

久し振りのシーナ・ワールドです。
ずっと前、椎名誠さんの作品を次々に読んでいた時期がありました。
岳物語」「哀愁の町に霧が降るのだ」「さらば国分寺書店のオババ」等など。
そして「アド・バード」「水域」「武装島田倉庫」等のSF、超常小説。
内容はもうすっかり忘れましたが、それぞれ面白かったので、題名だけは覚えています。
先日、娘から「銀天公社の偽月」と「砲艦銀鼠号」を借りて読みましたら、「武装島田倉庫」からの流れが有る様なのでまた「武装島田倉庫」も読み返しました。
近未来のいつか、内乱で北軍が使った化学薬品などのために、多くの街は破壊され無人となり、異常な植物や動物が跋扈し、油まみれの海や雨でべたべたのとんでもない世の中になっています。
でもそこで北政府の目をかすめて、生きている人達がいます。
これは、日本なのか、どこなのか、地名は日本風で変な名前ばかり、登場人物達も日本風のしかも昔風の名前なのがおかしい。ユーロや元などという通貨の名前が出てくるのもおかしい。

そして、やはりSFというのは、ちゃんと結末があるのを期待してはいけないのですね。
でも、椎名誠さんの作品は、読みだすと次々に読みたくなるのです。シーナワールドの不思議さです。
「水域」や「アド・バード」ももう一度読みたいのですが、今回はもう二冊「ひとつ目女」と「みるなの木」を借りてあるので、それらを読んでから、他に待っている本が沢山沢山あるので、シーナ・ワールドからひとまずお別れする予定です。

銀天公社の偽月 (新潮文庫)

銀天公社の偽月 (新潮文庫)

砲艦銀鼠号 (集英社文庫)

砲艦銀鼠号 (集英社文庫)

武装島田倉庫 (新潮文庫)

武装島田倉庫 (新潮文庫)

岳物語 (集英社文庫)

岳物語 (集英社文庫)

哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)

哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)

ひとつ目女 (文春文庫)

ひとつ目女 (文春文庫)

みるなの木 (ハヤカワ文庫JA)

みるなの木 (ハヤカワ文庫JA)

アド・バード (集英社文庫)

アド・バード (集英社文庫)

水域 (講談社文庫)

水域 (講談社文庫)