ローラ・チャイルズのミステリー2冊

先日の「ダージリンは死を招く」に続いて、ローラ・チャイルズの「お茶と探偵」シリーズを2冊読みました。


コージー・ミステリーと言っても、かなり読みごたえあり、面白いのです。
このシリーズの文庫本のカバーのイラストが、可愛くて楽しいのですが、ちょっと子供っぽく感じられて、ティーンエイジャー向きの作品なのかなと、長い間手に取る事が無かったのです。
読んでみると、確かに殺人事件や盗難事件があって、主人公が犯人捜しに無謀な活躍をしてはらはらさせられる事もあるのですが、それ以上にコージーと言われるだけあって、主人公のセオドシアが経営するティーショップのあるチャールストンの古い街並み、一緒に働く仲間たち、店や街の色々な催し、お洒落なお店や人々など、とても魅力的で、こんな街を一度歩いてみたい、このティーショップで美味しいお茶やお菓子を楽しんで、買い物もしてみたいと思えるほど、読み心地のいいシリーズです。
今回読んだのは、「グリーン・ティーは裏切らない」と「アール・グレイと消えた首飾り」。
どちらにも日本のお茶とか、セオドシアの「インディゴ・ティーショップ」のティー・ブレンダーであるドレイトンが趣味で育てている盆栽など、度々出て来るのも嬉しいことです。
このシリーズの作品はまだまだ沢山出ているのですが、他に積んである本が沢山ありますので、そろそろそちらに取り掛かろうと思います。

グリーン・ティーは裏切らない お茶と探偵(2) (ランダムハウス講談社文庫)

グリーン・ティーは裏切らない お茶と探偵(2) (ランダムハウス講談社文庫)

アール・グレイと消えた首飾り お茶と探偵 3 (ランダムハウス講談社文庫)

アール・グレイと消えた首飾り お茶と探偵 3 (ランダムハウス講談社文庫)