ローラ・チャイルズ「ダージリンは死を招く」

ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第一作「ダージリンは死を招く」を読みました。

この間からの、ジル・チャーチルに続いて、コージー・ミステリーと呼ばれる作品ですが、紅茶専門店のオーナーが主人公です。
サウス・カロライナのチャールストンが舞台。
南北戦争の歴史地区で、美しい町並みにあるティーショップのオーナー、セオドシア、一緒に働くティーブレンダーのドレイトン、パティシエのヘイリー、そして町の人々が生き生きと描かれています。
セオドシアの愛犬アール・グレイも、セラピー犬としても愛されていて、なくてはならない存在です。
毎秋恒例のヘリテッジ協会主催のランプライター・ツアーで、由緒あるお屋敷が公開される夜、その庭で、セオドシア達はお茶とお菓子のサービスをします。
この催しが、終わりかけた頃、一人の客がお茶を飲みかけたまま死んでいるのが発見されます。この地方での不動産の開発業者でした。
お茶に毒が入っていたのが分かり、セオドシア達のショップの危機です。
セオドシアの活躍が始まります。
気楽に読めて、ストリーも面白く、紅茶やお菓子のお話も楽しい作品です。

ずっと前にこの一冊だけ買って、一度は読んだのですが、殆ど忘れていました。
このシリーズは、出来ればこれからぼつぼつ揃えて、全部読みたいと思っています。