ジル・チャーチル「眺めのいいヘマ」

ジル・チャーチル続きで、主婦探偵ジェーン・シリーズの第11作目「眺めのいいヘマ」を読みました。

先日来の残暑と、庭の草むしりなんかで疲れていたので、こうした気楽な読み物が丁度よかったのです。
今回は、ジェーンが、以前クリスマスに催したクッキー交換パーティでの手腕を買われて、結婚式のプランニングを依頼されます。
花嫁は、実業家のリヴィ。彼女の父親の別荘の狩猟小屋が式場です。
ジェーンは親友のシェリーに手伝ってもらって、用意を進めます。
料理人も、お花屋さんの仕事もバッチリです。
花嫁付添人(プライズメイド)3人のドレスがまだ出来上がってないので、お針子の老婦人は道具一式を持ち込み、完成させようとする中、結婚式の当事者達や、参列者が集まってきます。
式の直前になって、このお針子が階段から落ちて亡くなっているのが、発見されます。
なんとか、結婚式は済んだものの、今度は花婿が刺殺され・・・。
お針子も事故ではなく、殺された様なのですが、動機が不明。
ジェーンの恋人メル刑事も登場して・・・
このシリーズは、どれもかなり面白く書かれていると思います。
ミステリーとしてのストーリーそのものの他に、今回は、結婚式の段取りや、進行状況なども、興味深く読む事ができました。
このシリーズは、かなり沢山読んだので、もうそろそろいいかなと思うのですが、次作は、ジェーンが本格的なガーデニングの講習会に参加する予定とか、これはまた読まなければならないでしょう。

眺めのいいヘマ (創元推理文庫)

眺めのいいヘマ (創元推理文庫)