前に一度読んだ本の読み返しが多いのですが、きれいさっぱり忘れているので、また読んだという記録だけでもしておきたいと思います。
ケン・フォレットは、先頃、「大聖堂、夜と朝と」「火の柱」を読んだ後、前に戻って「大聖堂」シリーズを読み返したいと思っていました。
シリーズものです。書かれた時代が前後していて、ちょっとややこしいですが、それぞれ面白く読めます。
「大聖堂」、「大聖堂、果てしなき世界」と、相変わらずなにも覚えていないので、また改めて面白く読めました。
それから、最近でたフィデルマ・シリーズの新しいもの。
前作「憐みをなす者」を読み返してから、新作「昏き聖母」を読みました。
そして、はじめて読む津原泰水さんの作品。
以前、文庫本の紹介欄で見た作品名に「ルピナス探偵団」というのがあって、花の名前なので気になっていましたが、娘の蔵書の中にあったので読んでみて、これが津原泰水さんと言う作家の初期、若い人向きの作品ということを知りました。
そこで、続きに何冊か読んでみました。
「たまさか人形堂物語」は、人形の事も色々知る事も出来て、面白かったです。
津原泰水さんは、残念ながら先頃お若くして、亡くなられたそうです。
始めは少女小説を書かれていて、「妖都」で本格的な怪奇幻想小説等を書かれるようになったそうです。
「妖都」を読んで、結末のないような、私の苦手な作品だなと思いながら、もう一冊今読みかけているのが「瑠璃玉の耳輪」。これは、昔の探偵小説の翻案らしく、分かりやすく気楽に読んでいます。
津原さんの作品は、まだまだ沢山ありますが、一段落。
次はまた昔読んだアルトゥーロ・ペレス・レベルテの作品を読み返してみたいと思っています。ふっと、思い出したのです。