この夏は急に暑くなったので、庭仕事も出来ず、エアコンで涼しくして家に籠って過ごす事が多かったのですが、テレビを見る事が多くて、本を読むのはあまり進まなかった様に思います。
以前の読書記録を見てみると、6月に、ウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」を読もうとしているところでした。
「フーコーの振り子」という物を知らなかったのですが、地球の自転現象を現す実験装置で、日本にも科学博物館にあるそうです。
この「フーコーの振り子」が、小説の中で、どういうことに使われているのか、興味がありました。
が、最初に出て来てから後は、なかなかそれが出てこなくて、「薔薇十字団」といった秘密結社のような団体などのことが延々と書かれていて、この様な蘊蓄みたいなのは、私の好みでないので、でも、かなり我慢して読みましたが、すこし飛ばしたところもあります。
最後あたりに、やっとまた「フーコーの振り子」が出てきたのですが、殺人の道具に使われていて、残念でした。
もう一度読み返せば、もっとよく解ったかもしれませんが、かなりの長編ですし、気力が無くて諦めました。
次に読んだのは、アン・クリーブスのシェトランド 四重奏シリーズの冬、夏、春、秋の4作。これは、以前に一度読んだものですが、最近テレビのAXNミステリーチャンネルでこの作者の原作のドラマが放映されていたので、思い出してまた読み返してみたもの。
続いて、このシリーズの続編になる、やはり4部作の内の2作「水の葬送」と「空の幻像」も読みました。これらは、買ったまままだ読んでいなかったもの。
あと2作のうち、一作品は、来月出るので、楽しみに待っているところです。
中休みは、M・C ビートンの「アガサ・レーズンの幽霊退治」。
英国ちいさな村の謎シリーズで、もう14作目。まだまだ元気なアガサです。
気楽に読めて、面白いシリーズです。
そのあと、読んだのは、ケイト・モートンの、「秘密」上下巻。
この作者の「リヴァトン館」と「忘れられた花園」が面白かったので、続いて買ったのですが、これも面白かったです。
最後にどんでん返しがあったので、それを踏まえて、また初めから読み返しているところです。
このように、読み返すことが多くて、なかなか捗りません。
これから読む予定の本、買う予定の本が次々出て来て、忙しいです。