近江八幡へ。お寺での美術展と、資料館での企画展へ。

秋らしくなってから忙しかった庭仕事も、なんとか一段落。

お天気のいい日を狙って、別々の日にですが、娘と一緒に、近江八幡市のお寺と資料館へ行ってきました。

 

お寺は、日頃からお世話になっている、安土の浄厳院です。

普段は、お墓参りに行くだけ位ですが、この何年か、毎年、現代美術展が開催されています。

御住職の御子息のお知り合いが主催されて、お寺の建物を借りて実施されているとのことで、御子息の作品も展示されるとの事でしたので、一度拝見したいと思っていました。

私は、日本画の方が好き。特に綺麗な花鳥画が好きです。

洋画でも現代美術は苦手なんですが、若い方々の作品が沢山展示され、普段入れないお寺の色々な建物の中やお庭も見られるという事がありました。

週末などには、音楽やいろいろなイベントもあったらしいのですが、美術展の方だけゆっくり見たいと思っていました。

色々な手法の力作が沢山あって、ゆっくり鑑賞出来、本堂の中も、ご住職が丁寧に説明して下さいました。

疲れましたが、とてもお天気が良く、気持ちの良い一日でした。

 

 

別の日、旧市街の中にある市の資料館で開催中の秋季企画展を見に行きました。

”町衆の「記」と「印」”として、昔の近江八幡に生きた町人達の残した足跡の一部を展示するものでした。

我が家の祖先が、江戸時代に町のお仕事を勤めさせて頂いていたことがあり、その26年間に書き記した日記があり、その一部も展示されていました。

今までにも、町史、市史の編纂や、大学などの研究にお貸したことはありますが、汚損や紛失、散逸の心配もあり、どう保存するのが一番いいのか、長年、色々考えていました。

日記の他にも細々とした記録の古文書もあり、まとめてお引き受け頂きたかったのです。

個人的な記録ではなく、お役目に関する記録なので、町の記録としても貴重なものであると言うことで、先年、市へ寄付させて頂くことが出来ました。

こういった古文書などは、個人で保存するのは大変難しいことですが、市の方で、大切に保存して活用して頂けることになり、やっと、安住の地が得られたと、大変嬉しく思っています。

 

同時展示で、昭和初期頃の玩具の展示もありました。

これには、思いがけず、亡くなった主人が子供だった戦前、父親に買ってもらった野球雑誌の付録の小冊子が何冊か展示されていました。プロ野球と、六大学野球の選手名鑑だと思います。

昔、田舎の家を整理した時に、古い家庭用品など市に寄付した記録があります。玩具等もあったらしいのですが、私は見ていなかったので、他にどういったものがあったのか分かりません。

大事に保存して下さって、活用して頂けそうで、有難い事です。

 

帰途、八幡神社の近くにある和菓子の「たねや」で食事、お菓子も買いました。

パッケージが目を惹いたお土産。

 

近くに、お漬物の「山上」のお店があるので、少し買い物。

欲しかった下田なすの浅漬けには、ちょっと時期が遅かったのですが、お漬物ならなんでも好きです。

 

また近くに、車を停めて湖魚の佃煮を売っている露店があって、「うろり」の佃煮をみつけましたので、嬉しく買って帰りました。

 

予定していた行事を無事済ませられて、とても幸せな日々でした。