平等院へ

京都府宇治市平等院まで行ってきました。
院内の養林庵書院の襖絵を、先日見に行った山口晃氏が描かれて、その一般公開が昨二日までだったので、誘われて行きました。
観光シーズンなので混んでいるかと思いましたが、今、平等院は修理工事の最中で、すっぽりとシートで覆われているせいか静かで、紅葉もまだ綺麗でした。
襖絵のある書院は、こじんまりした建物で、襖も思ったより小振りなものでしたが、丁寧に描きこまれた絵を、熱心に見る人達がつぎつぎと訪れていました。
「当世来迎図」というテーマで、死後の世界とされた京都駅付近を、汽車や徒歩で三途の川を渡って極楽浄土へ行く人々を描いた物との事です。
この汽車の燃料には、お棺を燃やしている様に見えましたが・・・・・
何か、寓意など秘められているのかも知れません。お寺には珍しい、面白い作品だと思います。

平等院鳳凰堂は修理中のため、入れませんが、仏像や、鳳凰、梵鐘など国宝の数々が、院内の鳳翔館に展示されていて、間近に見ることが出来ました。
仏像は皆とても素晴らしく、中でも、雲に乗って様々な楽器を奏で舞う「雲中供養菩薩」の仏像群は見ごたえが有りました。鳳凰は、思ったより小さく感じられました。