テレビと、本と。

この春先から、なんとなく元気が出なくて、テレビと読書で過ごすことが多い毎日でした。

 

BSテレビのDlifeで、海外のミステリーを色々楽しんでいましたが、Dlifeがなくなってしまったので、CSテレビのAXNミステリーが見られる様にして貰いました。

 

AXNミステリーチャンネルでは、好きなシリーズもののミステリーが色々見られるのはいいのですが、一度に何話かが長時間にわたって放映されるので、大変です。

録画してゆっくり見ればいいのですが、そうすると溜まってしまいがちになるので、放映時間に見てしまおうとすると、疲れてしまって眠たくなり、結局話の結末が分からなくなるということが多いのです。

 毎日続けて、同じシリーズ物が放映されるとは限らなくて、不規則なことが多いので、番組案内の雑誌を見て、好きなシリーズものをチェックします。

好きなシリーズは多いのですが、きりがないので、時間と体力が許すものを厳選して・・・

 

今、一番好きなのは、「バーナビー警部」。これだけは見逃したくないので、録画を忘れない様にしています。

英国の田舎町で、自然や家々の庭も美しく、バーナビー警部とその家族、地域のイベントなど、警察ものの事件とは別に、とても楽しめる 番組です。

 

 

歳のせいと言いたくないけれど、とにかく一日中しょっちゅう眠たいので、本を読むのもなかなか進みませんが、最近読んだ本。

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吉村昭の「朱の丸御用船」

江戸時代、幕府に収める米を運ぶ御用船。日本海側から瀬戸内海を通って紀州を過ぎるあたりで、船頭たちがこの御用米の奪取を図ります。

あちらこちらの港で、積み荷の御用米を売り飛ばし、悪天候に乗じて難破したとみせかけて、脱出します。

難破船が流れ寄った地元の漁民たちも、見つかれば重罪としりつつも、残りの米を奪い隠したのですが・・・

実際にあった話とか、はらはらどきどき、身につまされることもあり、とても面白い作品でした。

 

 

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読み終わったばかりのケイト・モートンの「リヴァトン館」。

ダウントン・アビー」によく似た時代背景で、貴族の館を舞台にした物語です。

 

20世紀はじめころの貴族の家族に仕えたメイドのグレイス、今は老人ホームに余生を過ごしているのですが、この貴族館で昔起きた事件を映画にしたいという映画監督の申し出に、心の中に閉じ込めていた記憶が、よみがえります。

 

いつもながら、面白く読み終わったとたんに、ハッキリしないところが出て来て、もう一度読み直したくなります。

きっと居眠り半分で読んでいるのです。

それで、いままた読み直し始めたところです。