沈黙・サイレンス

遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙・サイレンス」を観て来ました。

遠藤周作さんの原作を、昔読んだからでもあり(もう殆ど忘れましたが)、娘の好きな、リーアム・ニーソンが出ているからでもありました。


3時間の長い映画で、まず、トイレに行かなくても済むのか、居眠りしてしまわないか、一緒に行った娘が心配して呉れました。

それにも増して、私としては、暗い辛い場面ばかり(と思われる)の3時間に耐えられるのか、それが心配でした。

そんな心配は無用で、とてもいい映画で、確かに、辛い物語ではあるけれど、綺麗な画面、不自然に感じない日本の人物や風物などにほっとしました。
ちなみに、撮影は、台湾でされたそうです。

俳優さん達も、みな素晴らしかったと思います。


宗教の問題は、私には難しくて、理解出来ない事も多いのです。
自分が生まれ育った環境が、宗教的には大変緩いものであった事に、まず感謝です。
宗教(信仰)の為に、命を懸けるなんて、考えられません。
私だったら、一番に転んでしまうでしょう。



映画を観る前に、もう一度原作を読んだ方がいいかなと思いましたが、時間がありませんでした。

時間が出来たら、読もうと思って、出して来ました。
娘が、買ったものと思います。

これは、51年の53刷で(発行は、41年)、当時随分読まれた物だなと、改めて思います。