A.J.クローニン全集

A.J.クローニン全集・全20巻読破・一人プロジェクト。
前回に引き続き、今回は11巻から15巻まで、読み終わりました。

11巻・・・孤独と純潔の歌。
12巻・・・青春の生き方。
13巻・・・スペインの庭師・他
14巻・・・若き日の悩み・他
15巻・・・人生の途上にて

苦学の後、医師として成功した後、文学の世界でも大成功した著者の波乱に満ちた人生経験をもとにした作品が多く、夫々面白く読めました


特に、15巻の「人生の途上にて」は、ほぼ、作者の半生を描いた自叙伝で、私が一番好きな作品です。
昔読んだ時は、たしか「二つの世界に賭ける」という題だったと思います。

苦労して医師となり、船医、代診、鉱山医、ロンドンでの人気医師などを経て、病気療養中に書いた小説が人気を呼び、ついに流行作家となったクローニンの人生が、半世紀たった今でも、胸を打ちます。
昔、医師を志す若者達に是非読んで欲しい作品と言われましたが、今でも、それは十分言えると思います。

16巻から20巻は、また来年に。