最近見た映画1

2月に、京都シネマで見た2本。
忙しくて、落ち着かない日々でしたが、大急ぎで行って観て、帰りました。


サグラダ・ファミリア」。

バルセロナで、1882年に着工、2026年に完成予定と言われる、ガウディの建築プロジェクト。
日本人の彫刻家も参加しておられるこの壮大な聖堂の内部、工事の現状などのドキュメンタリー映画です。
大きくて、複雑で、なかなか全体像はうかがい知れないのですが、実物を見に行く事は出来ないので、こうしてテレビや映画などでみる機会があれば、見たいと思っています。


「愛しき人生の作り方」。

フランス映画。
夫に先立たれ、パリのアパルトマンに一人住まいのマドレーヌおばあちゃんは、ちょっと転んで病院へ運ばれたのを機に、三人の息子達の勧めで老人ホームに入りますが、そこでの生活に我慢できず、逃げ出します。
が、自分のいない間に息子達はアパルトマンを処分しようとしていたのです。
息子達は冷たいわけではないのですが、それぞれの暮らしがあり、母親を引き取る事が出来ないのです。
お祖母ちゃんを好きな孫のロマンは、出奔したお祖母ちゃんを探して、彼女の故郷、ノルマンディー地方の海辺の街へ向かいます。
美しいパリの街並みや、ノルマンディの田舎の風景がすてきです。
そしてどこの国でも、いつの時代でも変わらないだろう家族の絆や、老人の生き方を静かに描いた映画でした。