「カオスの商人」読み終わる


ジル・チャーチル「カオスの商人」を読みました。
コージー・ミステリーと軽く思ってしまいますが、読み応えのある面白いシリーズです。
三人の子供を持つ若い未亡人のジェーンが、身の回りに起こる色々な事件を、お友達や刑事である恋人等と協力して解決してゆくというストーリーですが、事件よりも、今のアメリカの普通の住宅地での、若い主婦達の日常生活が、ご近所付き合いとか、子供の学校関係のお付き合いとか、かいま見られて興味深いのです。
ただ、ジェーンの恋人の刑事が、よくジェーンの家にやってきて、事件の捜査状況なんかについて喋るのは変じゃないかと思うのですが。
このシリーズの作品名は、名作のもじりで、「カオスの商人」は、勿論「ベニスの商人」からです。
ほかに「ゴミと罰」、「毛糸よさらば」・・・等々。題名を見ただけで、面白そうだなと思って読み始めました。
明るい感じで、楽しく読めます。