ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」2冊

ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」を2作続けて読みました。
「イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部」と「ジャスミン・ティーは幽霊と」。
このシリーズは、本当に読み心地が良くて、楽しいでのす。
疲れたような時に読むと、ほっとします。
コージーとは言え、しっかりしたミステリーで、殺人事件もありますし、主人公がいつも犯人探しに首を突っ込むことになって、あわやという危険な目に遭ってどきどきさせられることも有ります。
が、ティーショップのオーナーである主人公のセオドシアと気持ちのいい仲間たち、そこで出されるお茶やお菓子、昼食用の軽い食べ物などがふんだんに出てきますし、地元チャールストンの町の、友人達の経営するブティックや骨董品店の催し物など、楽しい話題が一杯です。
「イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部」は、セオドシアがボランティアで参加したウミガメ保護活動の最中に、海に浮かぶ知人の骨董商の死体を見つけた事から、またも彼女の調査が始まります。
昔、このあたりの海に沈んだ船や海底に眠るであろうお宝捜しも絡んで、謎が深まります。
ジャスミン・ティーは幽霊と」は、由緒ある墓地で催された観光客向けのイベントで、その最中に殺人事件が起きます。
被害者が、セオドシアの恋人のおじさんだった事から、彼女の犯人捜しが始まります。
おじさんの携わる医療機器の研究開発を巡っての軋轢や、絡み合う人間関係もあって難航し、またも彼女の身に危険が迫ります。
それぞれ面白くて、他の作品も読みたいと思ってしまいます。