キジバト、頑張れ!


ノウゼンカズラの花が、咲き始めました。葉が良く茂って見えませんが、この葉の下にキジバトの巣があって、昨日から座り始めました。

キジバトのメスが巣の中にいて、オスが巣の材料の小枝をせっせと運んで来ているようです。
そして、協力して巣を整えているようです。
来た時は、一旦お隣の勝手口の上の波板に乗ってから、ノウゼンカズラの棚に飛び移りますが、距離が短いからか、バタバタと大きな音がします。出てゆく時は、この反対の順です。
上の写真で、波板の右端の方に止まってこちらを見ています。


抱卵するようになるまでは、2羽とも食事に出掛けてしまう事があるので、お留守の間に、下から盗撮した巣です。

キジバトの巣は、いつも思うのですが、とても雑な作り方で、お椀型のきれいな物ではなくて、小枝を適当に寄せ集めただけの感じ。折角運んできた枝も、ちゃんと乗せられないのか、気に入らなかったのか、下の地面にバラバラと落ちています。
卵が、こぼれ落ちないかと心配しますが、大丈夫なようです。
今は、まだ卵はありません。
毎年の様にやって来るので、楽しみにしているのですが、困った事にカラスも目をつけてやってくるのです。
ご近所でも、メジロの卵や、ヒナを取られたという話をよく聞きます。

キジバトが来るようになって、20年程にもなると思いますが、ヒナがうまく成長して巣立って行ったのは、わずかに2回です。
ちなみに、それぞれ1度に2個の卵を産んで、2羽のひなが巣立ちました。
古い巣は取り除かないでそのままにしておくので、小枝を足して修理すれば使えるようです。
今年は、去年の巣の位置とちょっとずれているように見えますが。
同じ鳥か、別鳥か分かりませんが、毎年やっては来るのですが、うまくカップルが出来なかったり、場所が気に入らなかったりするのか、暫くうろうろ出入りしたあげく、営巣しない年の方が多いです。
また、折角ヒナが生れたのに大雨で落ちて死んでしまったり、カラスに卵を食べられたり、なにかの理由で、親鳥が卵を放棄して出て行ってしまった事もあります。
でも、うまくいって一旦子育てを始めると、両親が協力して、それはそれは涙ぐましい光景なんです。
先日から、近くでカラスの姿がちらほら、鳴き声もしますので、心配です。
なんとか、うまく卵を産んで、ヒナを育てて欲しいと願っています。
キジバトさん、頑張れ!