「柴田晩葉」展を見ました




大津市の歴史博物館で開催中の柴田晩葉さん(1885〜1944)の画業を紹介する企画展を見ました。
大津市出身の優れた画家でしたが、若くて亡くなられたので、あまり知られていないと思います。
我が家では、主人の父が若い頃晩葉氏と親交があったそうで、その父も1945年に亡くなっていますので、直接話を聞いた事はないのですが、晩葉氏が家に遊びに来られたりして、目の前で絵を描かれるのを見たことがあるという主人の話や、大きい作品は無いのですが、色紙などの簡単な小品が残っていますので、昔から、「晩葉さん」と親しくお呼びしていました。
私は、晩葉さんの洒脱なモダンな感じの絵は勿論、書もとても好きで、季節に合わせて色紙を飾って楽しんでいます。

これからの季節に爽やかな感じの好きな絵です。

干支の色紙ですが、未と申がないのが残念です。

左は歌舞伎の演目でしょうか。右のお相撲さんのも面白いと思います。
毎年、端午の節句に飾る鯉のぼりの小さな掛け軸も、晩葉さんの作品です。

添えられた句も、いいなと思います。

これも鯉のぼりですが、色紙です。迫力のある構図が素敵です。

以前に、娘が鞍馬へ行った時に買ってきた扇子。これは、展覧会場にも飾ってありました。印刷したものです。

この度、思いがけず展覧会があって、見た事のなかった襖絵や、屏風などの大作も見ることが出来て、本当によかったと思います。
初めて行った大津歴史博物館は、琵琶湖を望む高台にあって、三井寺のすぐ近く、とてもいい所でした。