男物のアッパッパとは

秋になってからも、「アッパッパ」についての検索で来て下さる方がいらっしゃるので、不思議に思っていました。
やっと、理由が分かりました。
NHKテレビの連続ドラマ「カーネーション」に、「男物のアッパッパ」というのが出てきたらしいのです。
「男物のアッパッパ」なんて、聞き始めでした。一体、どんな物なのでしょう?
私は、「カーネーション」を見ていないので、見当が付きませんでした。
このドラマを見ている方に聞いてみると、どうも「じんべい(甚平)」とか「さむえ(作務衣)」の様なものらしい事が分かりました。
そこで、再放送のドラマを見てみると、主人公のお父さんの店先に吊ってあるのがそれらしいのです。
「じんべい」や「さむえ」の様な着物式の襟で、上着丈を長くして(着物よりは短くて)打ち合わせをボタン留めにしてあるように見えました。
「じんべい」や「さむえ」は短い上着にパンツの組み合わせです。
「じんべい」は袖やパンツが短く夏の家庭着、「さむえ」は袖やパンツが長くて仕事着向き、両方とも普通打ち合わせは紐を結ぶようになっています。
それにしても、今まで「男物のアッパッパ」と云う物があった事を知りませんでした。もう今では無いと思いますが。
「アッパッパ」といえば、昔から、婦人物の夏の簡単な家庭着用ワンピースとばかり思っていました。
77歳の私が聞いたことも無かったのですから、もっと年上の方にお聞きしてみたいと思いました。
「じんべい」や「さむえ」の型紙は、現在でも、市販のパターンがあります。