角川書店編「古事記」を読みました

角川文庫のビギナーズ・クラシックス版「古事記」を読んでみました。
子供の時読んだ児童向きの「古事記」や、小学生(当時は国民学校でしたが)の教科書に神武天皇やオトタチバナ姫、スサノオノミコトオオクニヌシノミコトなどのエピソードがあったように思うのですが、元の古事記にはどんな風に描かれていたのか、ちょっと興味があったのです。
この文庫本は、本当のビギナース向きの簡単な物なので、私の知っている話以上の事は殆ど載っていませんでしたが、あまり違っている事もなかったので、それはそれで納得できました。
実は、この間読んだ宇月原晴明さんの「廃帝奇譚」の中で重要なアイテムである「真床追衾」(マトコオウフスマ)が、私にとっては初めて聞くものでした。
これが、古事記に出てくるのか、若しかして作者の創作なのか知りたかったのですが、これは私の早とちりで、「日本書紀」に出てくるものらしいです。
また、機会があれば「日本書紀」の簡単な入門書を読んでみたいと思います。

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

古事記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)