大山崎山荘へ

京都府乙訓郡大山崎町にある、アサヒビール大山崎山荘美術館で開催中の、「美しきカントリーライフ」展の招待券を頂いたので、娘と一緒に見に行きました。
美術館は、天王山の麓に、大正、昭和の初期に実業家の建てた別荘を、今はアサヒビールが美術館として運営している、チューダー様式を基にしたと言うクラシックな建物に、安藤忠雄デザインの建物が地下に配されたものです。



19世紀半ばから20世紀前半にかけてのフランス、イギリス、日本の芸術家たちが田園で形成したコミュニティー「芸術村」の紹介となっていました。コローやモネの絵、ウィリアム・モリス印刷所の「チョーサー著作集」、濱田庄司バーナード・リーチ等の焼物などの展示でした。
私は、「チョーサー著作集」を見てみたかったのですが、なによりもこの季節の大山崎あたりの丘陵の、気持ちの良い緑の中に行ってみたいと思いました。
以前にも来た事があるので、今度は3回目でしたが、とても好きな処です。
「チョーサー著作集」は素晴らしいのですが、ガラスケースの中の1ページだけしか見られないのが、残念でした。

お天気が良く、爽やかな緑をゆっくり楽しむことが出来ました。
一番下の写真は、喫茶室から南の方を望んだもの。
八幡方面で、桂川宇治川、木津川の三川合流あたりらしいです。

阪急電車、JR両方の駅から送迎バスがあって、楽に行けましたが、ハイキングで歩いている人達も沢山おられました、
帰りは、阪急電車で一駅の長岡京市へ。
ここは、30年ほど前に10年間暮らした懐かしいところです。
長岡天満宮は、有名な霧島つつじの季節は終わっていましたが、境内の八条ヶ池は綺麗に整備され、遊歩道としての良い橋が出来て、沢山の人々がのんびりと憩っていました。
懐かしいあたりをあちらこちら歩いてから、帰りはJR長岡京市駅(昔は神足駅でした)から。この駅周辺も綺麗に開発されていました。
久し振りにゆっくりした気分で過ごせた一日でした。