「天使と悪魔」見てきました


ダン・ブラウン原作、トム・ハンクス主演の映画「天使と悪魔」を見てきました。
以前、「ダヴィンチ・コード」を読んだあと、「天使と悪魔」を読んで、こちらの方が断然面白かったので、今度の映画化の話を聞いた時から楽しみにしていました。
期待にたがわず、迫力満点で面白かったです。
本を読んでも想像出来ない、セルンやヴァチカンの内部、舞台となる有名な大聖堂や教会、新しい教皇を選ぶコンクラーベの様子等、物語の筋とはまた別の見る楽しみが満喫できました。
勿論本物と違って、セットの作り物が殆どだろうということは分かっていても、本物を知らないのですから、気楽なものです。ただただ、感心するばかりです。
教皇が亡くなって、その印や指輪等(画面が早く変わるのでしっかり見られなかったのですが)を叩き切って無き物としてしまうところは、原作になかったので、ちょっとショッキングな場面でした。
ヴァチカンの記録保管所の内部や、セルンの粒子加速器反物質の保管容器など、小説を読んでも想像が出来なかったものが、実物とは違うにしても、近いと思われる形として見る事が出来ました。
プログラムに、セルンや反物質についても解説があって、本物の写真も載っています。
映画は、登場人物の設定が少し小説とは違いましたが、あまり違和感なく、話がたとえ、荒唐無稽であろうと、史実や実際と違おうと、私には十分面白く、満足出来るものでした。
小説を読んでから大分経ちますので、映画を見る前にもう1度読み返しておこうと思って読み始めたのですが、まだ中程で映画を見てしまいました。
これから、残りを映画を思い出しながら読もうと思います。
それにしても、映画は本のように読み返しが出来ないので、早くテレビで放映されて、もう一度ゆっくり見たいと思います。
俳優さんの事は、殆ど知らないのですが、カメルレンゴ役のユアン・マクレガー、表情を変えず、色々企んでいるのが、いいですね。
それと、暗殺者のニコライ・リー・コス、あんな恐ろしい役に似合わず、意外にハンサムな俳優さんでしたが、プログラムには、写真が載っていなくて残念です。


原作の小説の読み返し、終わりました。もう忘れている所もあり、又面白く読めました。最後の方で映画は大筋では変えてないのですが、原作では、ラングドンにまた危機一髪のところもあったり、色々意外な波乱があったのですが、映画の終わり方は時間の制約やなんか有ると思いますし、あれでいいのじゃないかと、私には思えました。
小説には小説の、映画には映画のよさがあって、やはり両方を楽しむのがいいと思います。