ジェフリー・ディーヴァーの名探偵リンカーン・ライムシリーズ。
そのデビュー作「ボーン・コレクター」を読みました。
主人公はニューヨーク市警の中央科学捜査課部長であったリンカーン・ライム。
有る事件の捜査で、現場調査中、事故で四肢麻痺になりベッド生活を余儀なくされていますが、その天才的な頭脳を活かして、依頼された数々の事件の科学捜査の指揮をします。
身の回りの世話をしてくれる看護人のトム、手足となって事件現場を走り回ってくれる仲間の刑事達。仕事を巡って反目するFBIもあります.
ライムの寝室は科学捜査や鑑識の為の道具、機器で一杯でここが市警の捜査本部になっているようです。
そんな中、出張帰りで空港からタクシーに乗った男女二人の敏腕ディーラーが拉致され、生き埋めにされた男性の遺体が発見されます。
その異様な現場の最初の捜査に当たったアメリア・サックスは、あと数時間で巡回警邏課から他に転属する予定の超美人の巡査。
偶然行き逢った事件の現場鑑識を、ライムの命令で続けざるを得なくなり、この後ライムの手足となって活躍する事になります。
犯人は、異常な人骨のコレクション嗜好の不気味な人間で、現場に次の拉致殺人を示唆する品々を残し、次々と凶暴な拉致、加害を続けます。
それを、絶望的な四肢麻痺のためいつも自殺願望を実現しようとしながらも、犯人と戦うライム。
アメリアの勇気ある果敢な姿にはらはらしながら、引き込まれます。
おぞましい犯人の凶行にぞっとしながらも、面白いミステリーでした。
最後の、ライムと犯人の対決は血圧上がりました。
このジェフリー・ディーヴァーの熱心な紹介をテレビでして下さった、
故児玉清さんを思い出しながら、このシリーズや他の主人公シリーズの作品を、これからも読みたいと思っています。
この「ボーン・コレクター」をちょうど読み終わった時、娘が映画のDVDを借りて来てくれました。
デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー主演。
登場人物の設定など違っていたり、ストーリーもちょっと物足りない所もありましたが、時間の関係もあって仕方がないことなのでしょう。
デンゼル・ワシントンもアンジェリーナ・ジョリーも好きなので、これはこれで良しとしましょう。
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