BS3「知られざる野生」の「クマゲラ」が良かった

この間、BSハイビジョンのこのシリーズの「おしどり」が良かったと書きましたが、今日は、「クマゲラ」を見ました。これもなかなか面白かったです。
この番組は、木曜、金曜の昼前、11時30分からですが、毎週あるのかどうか分かりません。
いい番組ですが、新聞の番組欄には、「野生」と書いてあるだけなので、家事に紛れたり、忘れていてうっかり見落としたりします。
北海道、富良野の森に住む「クマゲラ」は、トドマツなどの大木の幹に穴をあけて巣作りし、ヒナを育てたり、木の中に巣食うアリを食べたりするのですが、固い木の幹に丈夫な口ばしで大きくて深い穴を開ける作業が驚嘆もの。見ているこちらが脳震盪を起こしそうになるほどの勢いです。
キツツキの仲間は、世界中あちこちに色々な種類がいて、砂漠のサボテンに巣を作るものや、木の幹に無数の穴を開けて、ドングリを蓄えるなど、色々な習性がとても興味深いものがあります。
クマゲラは、頭のてっぺんに赤い帽子をちょこんと載せて、びっくりしたような真ん丸い目で、とてもひょうきんな感じですが、ヒナを狙うヘビをその鋭い嘴で撃退したり、木の幹の中にアリがいるかどうか、叩いて調べるなど、大活躍の大切な嘴です。
先日、「オシドリ」の時に、半分見損なったので、再放送の予定を聞き合わせたのですが、それから暫くして再放送されましたので、ゆっくり見ることが出来ました。
その時、オシドリが、森の木の穴に巣作りしてヒナを育てるという場面があったのですが、今日の番組で、クマゲラが開けた穴を利用しているらしい事もわかり(自然に出来た洞を利用することもあるのでしょうが)、なるほどと思いました。