川村悦子展を見てきました

兵庫県西宮市にある大谷記念美術館で開催中の「川村悦子展」を見に行きました。

川村さんの絵は、娘が好きなので、私も一緒に見に行くようになって、これで3回目ぐらいです。


会場が今まで行った事が無い「大谷記念美術館」という事で、楽しみでした。

場所は、阪神電車「香櫨園」駅から少し歩いたところでした。

実業家の大谷竹次郎氏から、西宮市に寄贈された土地、建物、美術作品をもとに、作られたそうです。



川村悦子さんの絵は、今回は個展なので、大作の出品作品も多く、よく描かれている「蓮」を描いた作品が沢山見られました。
ふくよかで、優しい感じの蓮の葉や花、蕾や花托など、見飽きません。


「ありふれた季節」と題した公園や身近な緑の木々や風景も、とても綺麗でした。


川村さんの絵といえば、私には、「水滴」の描写がとても印象的です。
群生する蓮の葉に転がる水滴、ヨーロッパの古い街並みの屋根を見下ろす部屋の、窓ガラスの結露を、さっと指で撫でたあとに滴る水滴、いつもは何となく見過ごしている水滴の美しさが、見事に描かれています。



川村さんの絵を堪能して、同時開催の「生誕110年 松井正展」も見ました。
初めて見る画家の作品でしたが、見る機会があって、よかったと思いました。


美術館の建物の周りを取り巻く広い庭園も、静かで、綺麗に手入れされていて、当日は雨模様でしたが、お天気なら、ベンチもありますので、ゆっくり休みながら楽しむことが出来ると思います。