観光バスで「京の冬の旅」

京都の定期観光バスで毎年やっている冬の旅に、主人と二人で参加しました。
毎年、四季色々なコースがありますが、私達はいつも「あじわいコース」です。
あじわいコースは、冬と夏だけですが、私は夏はしんどいので、冬の部で、気の向くコースがあれば参加します。
他に、うるわしコース、みやびコース、やすらぎコースがあり、主にお寺、文化財、話題のテレビドラマなどに縁の場所などをたずねる旅です。
バスに乗っていれば、気楽にあちらこちら連れて行って貰えるので、人気があるようです。


朝、駅前のバス乗り場には、色々なコースのバスが次々に到着、大勢の参加者たちで賑わっていました。
「あじわいコース」と言うのは、ご馳走を食べに行くというのではなく、普段個人では行きにくい様な老舗をめぐり、見学やお買い物を楽しむものです。
今回は、京湯葉の「湯葉弥」、菓匠「七条甘春堂」、酒の「キンシ正宗」の旧堀野家本宅、料亭「山荘京大和」、自由散策「ねねの道」を巡るコースでした。
湯葉弥」では、長い竹串で「湯葉の引き上げ」の体験、フォークスプーンですくい上げる「くみあげ湯葉」をして試食をしました。出来立ての生湯葉は美味しい物です。

引き上げた湯葉など写すチャンスがありませんでした。
次に三十三間堂前の「七条甘春堂」で、食べられる煎茶椀に入れた煎茶とお菓子で一休み。

この茶椀は固くて簡単には食べられないので、持ち帰るようになっています。
家に帰ってから、袋に入れて金槌で叩き割りました。抹茶味の落雁みたいなもので思ったより美味しいです。
それから、勤王の志士達に縁あるという地の料亭「山荘 京大和」で、簡単なお弁当の昼食。
窓から、八坂の五重塔が見えます。
ここは、以前にも来たことがあって、2回目です。私は、あまり薄味の京料理は好きではないのですが、ここのは好みの味になっています。




この山荘は、かなり高低のあるお庭に、本館や別館が何棟か配置されているようで、きれいな所でした。
近くに高台寺や、ねねの道などがありますが、行った事もあるので、うろうろしないで休憩。
それから、酒造メーカーの「キンシ正宗」の堀野家の旧本宅と酒蔵を改装した記念館の見学。(今は、醸造は伏見へ移っている)
今も、敷地内で湧き続ける名水「桃の井」の水や、お酒、地ビールの試飲、粕汁をいただきました。
バスに乗っていればいいので楽とはいえ、それでも疲れましたが、お天気も良く暖かで、良い一日でした。