こだわりのバラ

今年は、名前にこだわって買ったバラが二品種加わりました。
「ブラザー・カドフェル」と、「アラン・ティチマーシュ」です。


まず、「ブラザー・カドフェル」は、私の大好きなミステリー小説の主人公の名前です。
イギリスの作家エリス・ピーターズの「修道士カドフェル」は、主人公のカドフェルがとても魅力的なキャラクターで、シリーズ21巻どれもストーリーが面白くて楽しめました。
12世紀のイギリスの修道院が舞台の物語です。
カドフェル修道院で薬草を栽培し、薬を作って病人の元に届けたり、治療をしています。
そのかたわら、修道院の内外で起きる殺人などの事件の謎解きをする探偵として、活躍します。
バラも薬草園に有ったと思いますし、修道院長のバラ園の世話もしているようなのですが、あまり印象には残っていません。
いつか、もう一度読み返したいと思っていますので、その時には、どんなバラが出てくるか、気をつけて読みたいと思っています。
ただ、シリーズの中の一冊、「代価はバラ一輪」に出てくるバラは白いバラです。
上の写真のバラ、「ブラザーカドフェル」は、ピンクの大輪でいい香りがします。開ききるまではコロンとした丸い姿で可愛いです。




「アラン・ティチマーシュ」は、イギリスの有名なガーデナーの名前のついたバラです。
アラン・ティチマーシュさんの事は、以前にテレビの園芸番組で知りました。
何年前になるか忘れましたが、ガーデニングブームのはしり位の頃でしょうか。
ガーデニングの本家イギリスの園芸番組がいくつか放映されて、楽しみにして見ていたのですが、何人かの園芸家の中で、お名前が印象的で、優しそうな感じの方でした。
大変人気のある方らしく、クロスステッチの雑誌に、この方のお顔が図案化されて載ったり、お好きな花としてスイートピーの図案が載ったりしていて、余計に親しみを感じていました。
さて、この花ですが、すこし紫がかったピンクで、これもコロンとした形でうつむいて、可愛いのですが寂しい感じで、なかなかぱっと開きません。開かないままで、しおれてきたりで、今年は失敗だったようです。日当たりが好きなのか、少し木陰の様な所のほうが好きなのか、これ以上開かないものなのか、まだ性質が分からないでいます。
うつむいたままでいいのか、どういう風に咲くのが本来の姿なのか、まだよく分かりません。
写真も撮りにくくて、やっとこの1枚が撮れました。

来年は、なんとかもっとうまく咲かせたいものです。

両方とも、大事に育てて、来年はもっと綺麗に咲いて貰いたいと思っています。