ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」

NHK Eテレの「100分de名著」で、9月は、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」が取り上げられています。

娘が、テキストも買ってきて番組を録画で見ていますので、私も一緒に見るようになりました。

 

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薔薇の名前」と言えば、ショーン・コネリー主演の映画。

これはDVDで見たのですが、随分昔のことで、その時どれだけ理解できたのか、部分的に印象に残った場面しか、覚えていません。

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はっきり言えば、サルヴァトーレの気味悪い顔が一番印象に残っているくらいです。

先日、DVDを改めて見てみました。

上手に作ってある映画で、2時間あまり、飽きずに面白くみることが出来ました。

 

今度、このテレビ番組をみかけて、映画を見たことがあるだけで、原作の小説のほうを読んでいなかったことに気が付きました。

娘が、昔買った本を出してきて呉れましたので、時間ができれば読んでみたいと思っていますが、文庫本ではないので、気楽に寝転んで読むわけにはゆきません。

どうも、文庫本になる事は、無いようなのです。

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記号論」という私には到底理解できない理論の学者エーコが、どんな意図を織り込んでこの小説を書かれたのかは、私の理解の外ですが、単純に、ミステリーとして、愉しみに読みたいと思っています。

 

 「修道院」という(それも中世の)、自分の住む世界から一番遠いというか、閉ざされた秘密の世界を覗き見る様な好奇心が、その後、「修道士カドフェル」や、「修道女フィデルマ」を愛読するようになったきっかけになったと思います。